半夏

 

 

 日本全域,朝鮮,中国に広く分布する。球茎の外皮を除き乾燥したのが漢方薬として重要な半夏(はんげ)で,デンプン,粘液,精油,ステロイド,3,4ジオキシベンツアルデヒドの配糖体を含み,嘔吐をしずめ,咳止めや去痰に効果がある。急性乳腺炎に外用し,脚気,船酔いなどにも用いられた

 


甘草


麻黄

 

 

マオウ科の草本状の常緑小低木。中国北部に自生。茎は多数出て枝を分かち、高さ50センチメートル 内外。枝はトクサに似て、鱗片りんぺん状の葉を対生。雌雄異株。エフェドリン系アルカロイドを含み、地上茎を漢方で解熱・せき止めなどの薬とする。

枸杞

 

枝は長さ1m以上、太さは数mm-1cmほどで、細くしなやかである。地上部は束状で、上向きに多くの枝が伸びる。枝には2-5cm程度のと1-2cm程度のが互生するが、枝分かれは少ない。垂直方向以外に地上にも匍匐茎を伸ばし、同様の株を次々と作って繁茂する。開花期は夏-初秋で、直径1cmほどの小さな薄紫色の花が咲く。果実は長径1-1.5cmほどの楕円形で、赤く熟す。

海岸河原、田畑の畦、空き地の周囲など、人の手が加わりやすく、高木が生えきれない環境によく生える。ある程度湿り気のある水辺の地を好む。

性質は丈夫であり、しばしばハムシの一種トホシクビボソハムシLema decempunctata)の成虫や幼虫が葉を強く食害したり、何種類かのフシダニ寄生して虫癭だらけになったりするが、それでもよく耐えて成長し、乾燥にも比較的強い。一旦定着すると匍匐茎を伸ばして増え続け、数年後にはまとまった群落となることが多い。

利用

果実は酒に漬けこんでクコ酒にする他、生食やドライフルーツでも利用される。薬膳としての具や杏仁豆腐のトッピングにもされる。また、柔らかい若葉も食用にされる。

クコの果実、根皮、葉は、それぞれ枸杞子(くこし)、地骨皮(じこっぴ)、枸杞葉(くこよう)という生薬である。ナガバクコ(学名: Lycium barbarum)も同様に生薬にされる。月経促進や人工中絶薬の作用をする成分(ベタイン)が含有されているため、「妊婦あるいは授乳中の摂取は避けたほうがよい」[1]との情報がある。 ワルファリンとの相互作用が報告されている[2]。食品素材として利用する場合のヒトでの安全性・有効性については、信頼できるデータが見当たらない[1]。 なお、クコの葉を入浴剤として風呂に入れる伝統風習が長野県阿智村喬木村にある[3]

枸杞子
血圧や血糖の低下作用、抗脂肪肝作用などがある。精神が萎えているのを強壮する作用もあるとされている。
地骨皮
抗炎症作用、解熱作用などがある。清心蓮子飲(せいしんれんしいん)、滋陰至宝湯(じいんしほうとう)などの漢方方剤に配合される。